冬キャンプのデメリット

キャンプ

1年中キャンプがしたいけど・・・

さて、私がこの時期常々思うことがあります。

1年中キャンプがしたい!!!

うん、じゃあやればいいじゃん。

いや、やろうと思えばできますよ?

現に北海道でも雪が降り積もる中、テントを張ってストーブをつけてちゃんと冬でもキャンプを楽しんでいる方は結構います。

今年は年始にスノーピーク十勝ポロシリキャンプ場の初売りを見に行ってきましたが、現に年越しキャンプをしている方はいっぱいいました。

ではなぜ我が家は未だにやらないのか。

その理由は二つあります。

これから冬キャンプを考えている方の後押し・・・ではなく足を引っ張るような記事になってしまうかもしれませんが、命にも関わる問題もありますので、やるからには安全にできるよう、冬キャンプのデメリットを認識した上で覚悟をもってするようにしてください。

冬キャンプのデメリット①

冬キャンプの大きなデメリットの1つには「テントが乾かない」ことが挙げられます。

昨年我が家が最後にキャンプを行ったのは10月末でしたが、このときも撤収時にテントが乾かなくて大変な思いをしました。

なんでテントが乾かないの??天気さえよければそのうち乾くのでは??

はい、私も最初はそう思っていました。

いくら寒くたって、太陽にさえ当ててしまえばそのうち乾くだろうと。。。

てことで、10月末にテントを撤収する際、十分太陽光に当ててからテントをしまっていきました。

その結果、太陽にあてていた面は予想通り乾くのです。

予想通り乾いたあと、乾いた面を裏返し、濡れている面を太陽に当てました。

「もうすぐ全面乾くぞ~ 早くしまって帰ろーっと。」

そう思い、太陽に当てていた面が乾いたことを確認後、テントをしまおうとすると・・・

え!?裏面がびしょびしょ!?

完全に乾かしたはずの面が、ただ裏返していただけなのにびしょびしょになっていました。

察しの良い方なら「当たり前だろ」と思うことかもしれませんが、私には予想だにしなかったことでした。

この現象の原因、それは地面と太陽光に当たっている面との温度差による結露でした。

この時期の地面は想像以上に冷たく、芝生もない土の上ならなおさらその冷たさはダイレクトにテントの生地へ伝わります。(ちなみにこの時に行ったキャンプ場はニセコのサヒナキャンプ場でした)

そこに太陽光によって暖められた部分が隣接すると温度差が生じてしまい、結露が発生します。

こうなるともう地面に接している部分は永遠に結露が発生してしまいます。

結局この日は濡れたテントを泣く泣くそのまましまい、帰路につきました。

この経験談は「秋」のものですが、「冬」はこの温度差がさらに生じやすい状況が続きます。

それはテントの撤収時のみならず、テント内外に温度差がどうしても生じてしまうためです。

よって冬キャンプはおそらく結露水との戦いです。

工夫次第で結露の発生を少しは軽減できますが、ゼロにはなりません。

テントが濡れてしまえば、それだけカビの発生リスクが高くなります

私自身、テントの保管が悪く、一部にカビを発生させてしまったことがありますが、

テント生地に発生して知ったカビはなかなか取れませんし、著しく見た目を悪くしてしまいます

比較的高価なキャンプギアであるテントはなるべく大事に使いたいものですので、

カビのリスクを抱えた冬キャンプは、私にとってはどうしても敬遠してしまうものとなってしまっています。

キャンプから帰った後、室内で乾かせるような場所があればいいのですが・・・

なかなかそうもいきません。

冬キャンプのデメリット②

さて、さらなるデメリットの一つ。

これはわかりやすいですが、寒いことです。

北海道の冬の気温はたやすく氷点下にもなりえます。

そんな中、人は薄い布切れで囲まれたテントの中で眠れるのでしょうか。

結論から言えば、、それは可能です・・・が、以下の条件があります。

  • 暖房器具をテント内で使用する
  • 氷点下まで対応可能な寝袋を使用する

上記の条件がすべて揃えば快適に過ごすことも可能でしょう。

ではなぜ我が家はそれらを揃えないのか。

理由は以下の二つです。

  • 暖房器具は比較的高価あること。
  • 一酸化炭素中毒のリスクがあること。

暖房器具にはストーブの他、電気毛布などもありますが、ちゃんとしたものはやはりそれなりの価格となっています。

一酸化炭素中毒になる可能性もゼロではない(これも一酸化炭素チェッカーなどは売ってはいますが)ことを考えても、

それなりの金と命をかけてまで冬にキャンプをやる価値があるのか・・・

と考えてしまった結果、我が家では「しない」を選択しているのが現状です。

憧れはあるのですがね・・・

冬キャンプを手軽に安全に楽しむには・・・

冬キャンプのデメリットを挙げてきましたが、それでもやはり1年中キャンプはしたいものです。

そこで我が家が選択しようとしているのは・・・

デイキャンプです。

テントで一夜を明かすのは初心者にとってはものすごく危険も伴います

しかしながら、天気の良い日中であれば十分外で遊ぶことも可能です。

なんか消極的な意見だね

そうかもしれません。

しかしながら、しつこいようですが冬キャンプは本当に命の危険もあります。

初心者のうちは泊まらずにデイキャンプ程度にしておいた方が安全に楽しむことができます。

それでもやりたいという方については、ソロキャンプで自己責任でやるにしても、「万が一」なんてことのないように、デメリットを十分認識した上で実施するようお願いします

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