コロナの感染拡大で再び始まったキャンプブーム。
春、夏、秋とキャンプを楽しみやすい季節が終わってしまい、毎年必ず訪れてしまう冬。
寒い冬でもキャンプや外遊びを楽しみたい・・・
そんな方に必要なのは暖房器具ですが、暖房として使用するだけで楽しむことができるキャンプギアに薪ストーブがあります。
一見ハードルが高そうな薪ストーブですが、自分の使用目的を明確にし、適切に選択、購入、使用することで、それぞれの予算やニーズにあった楽しみ方をすることができます。
ここではこれから薪ストーブの購入を検討している初心者向けに、私の考える薪ストーブの選び方と楽しみ方、そして実際の使用感などについて紹介していきます。
薪ストーブが欲しくなった理由
薪ストーブが欲しくなった理由は色々ありますが、きっかけは単純に薪ストーブというものに憧れがあったことがあります。
家を購入する際も、家に薪ストーブを付けることをぎりぎりまで検討しましたが、色々な実情を調べた結果、泣く泣く断念することとなったため、せめて庭やキャンプで使いたいと思ったのがきっかけです。
家の購入についてはこちら
私の考える薪ストーブの魅力は
- 焚火ができない場所で煙を浴びずに手軽に炎を楽しむことができる
- クッカーの煤汚れを気にせず煮込み料理を楽しむことができる
- 燃料代を抑えて暖をとることができる
の3点が大きなものとなっています。
これらは薪ストーブの大きなメリットでもあります。
薪ストーブのメリット
焚火ができない場所で煙を浴びずに手軽に炎を楽しむことができる
キャンプの楽しみの一つに焚き火がありますが、焚き火をすると必ず煙が発生します。
この煙を浴びることで、体や衣服についてしまうにおいは中々強烈です。
また、マナーの悪い焚き火は芝を焼いてしまうこともあり、昨今キャンプ場で禁止されることもしばしばあります…
そのようなデメリットのある木を燃やす行為ですが、薪ストーブは排気のための煙突さえしっかりと取り付けておけば、屋内でも使用することができ、焚き火ができない場所でも木を燃やし、煙を浴びることなく炎を楽しみながら暖をとることが可能です。
これは薪ストーブの最大のメリットかもしれません。
クッカーの煤汚れを気にせず煮込み料理を楽しむことができる
焚き火で料理をしたときのデメリットとして、調理器具であるクッカーに煤がついてしまう点があります。
この煤は洗剤とスポンジでは取ることが難しく、たわしで強く擦って取るといったように片付けの手間がかかります。
しかし薪ストーブを使った場合、煤がつくのはストーブの内側のみであり、天板に乗せたクッカー に煤がつくことはなく、汚れを気にすることなく調理することができます。
燃料代を抑えて暖をとることができる
ストーブの燃料である灯油の価格も世界情勢の影響で上がってきていますが、木を燃料とする薪ストーブは工夫次第では燃料費をゼロにすることができます。
というのも、燃料となる木材は廃材や流木の譲渡会などを利用することで、0円で仕入れることもできるからです。
ただし、ちゃんと乾燥させたり、保管場所を用意したりとその分別の手間はかかりますので、手軽に薪を用意したい方は購入をおすすめします。
ネットで薪を購入するとこれくらいです。
薪ストーブのデメリット
ここまで薪ストーブの良いところを挙げてきましたが、後悔せずに購入するにはデメリットも把握しておいた方が良いと思います。
- 重い、でかい、収納性が悪い
- 煙突などの掃除が面倒
- 結局煙は発生する
私が気にする薪ストーブのデメリットは以上の3点です。
重い、でかい、収納性が悪い
薪ストーブは基本的に重い、でかい、収納性が悪いです。
車に詰める荷物の量は限られていますから、このデメリットはキャンプに持って行くことを考えると非常に大きな問題となります。
キャンプに持っていきたくて、少しでも収納性を考慮したものが欲しいという方は、組み立て式のものを購入するといいかもしれません。
煙突などの掃除が面倒
薪ストーブを使用すると、燃焼室や煙突の内側には煤がべったりと付着します。
気にしない人はそのままにするのかもしれませんが、燃焼効率にも影響しかねないので、ある程度は掃除する必要があります。
結局煙は発生する
私の場合、これが一番のデメリットでした。
薪ストーブは煙突がある分、自分自身に煙がかかることは少ないですが、結局その煙やにおいは煙突から吐き出され、周囲に拡散します。
私はキャンプに薪ストーブを持っていくのは面倒なので、庭で楽しみたいと思っていたのですが、焚き付け時の煙とにおいが気になってしまい、結局庭ではあまり使用しないことにしています。
これでは購入した意味があまりなく、非常に後悔しています。
庭で煙やにおいを気にせず、近所に迷惑をかけることなく心置きなく使用できる薪ストーブを購入するべきだったととても強く思います。
おすすめの薪ストーブ
薪ストーブのメリット、デメリットを把握したところで、私が個人的におすすめする薪ストーブは以下のものです。
- 集合住宅地の庭で煙を気にせず薪ストーブを楽しみたい方におすすめ
- 手頃な値段でとにかく薪ストーブを使ってみたい方におすすめ
- 収納性が良く、なるべく小さくしてキャンプに持って行きたい方におすすめ
集合住宅地の庭で煙を気にせず薪ストーブを楽しみたい方におすすめ
予算の都合上、私は購入を躊躇してしまいましたが、最後まで購入を考えていた薪ストーブがこちら
TAKI BE COOKER です。
価格はとても高価で、最初に購入する薪ストーブとしてはハードルが高いかもしれませんが、木を燃やした時の煙とにおいを最小限に抑える工夫がされており、集合住宅地でも周囲を気にすることなく使用できる優れものです。
庭で薪ストーブを楽しみたい私が今、一番欲しい薪ストーブです。
ただし、やはり価格が・・・という方にはこちらのモキ製作所の無煙ストーブがおすすめです。
価格はTAKI BE COOKERの半額以下で購入できてしまいます。
特許技術により効率よく燃焼することで、安定燃焼時の煙が発生しない商品となっています。
ただし、焚き付け時はやはり少し煙が発生するようです。
手頃な値段でとにかく薪ストーブを使ってみたい方におすすめ
手頃な値段でまずは薪ストーブを使ってみたいという方は、私も購入したこちらがおすすめ。
キャプテンスタッグのKAMADO です。
2万円前後で購入することができますが、つくりはしっかりしており、ガラス窓から炎を眺めることもできますので、この価格帯ではかなりコスパの良い薪ストーブです。
この商品の一つ前の型はさらに安くなりますが、ガラス窓がついていないので、炎を眺めたい方は確実にこちらの商品が良いと思います。
収納性が良く、なるべく小さくしてキャンプに持って行きたい方におすすめ
冬キャンプに持っていくため、なるべく小さく収納できるものが欲しいという方はこのようにコンパクトに収納できる商品を選ぶと良いと思います。
本体が組み立て式なのはもちろん、意外とかさばる煙突が巻きつけ組み立て式になっているため、薪ストーブとしては非常にコンパクトに収納できるものとなっています。
薪ストーブは使用目的にあったものを購入しよう
薪ストーブはその性能や価格が様々ですが、一番重要なのは自分がどのように使いたいかを考え、それにあったものを購入することだと思います。
どんなに安くても一万円はする買い物ですから、後悔のないよう、充分検討して購入すると良いと思います。
自分の使用用途に適した薪ストーブを購入することができれば、寒い冬を楽しく過ごすことができるようになるでしょう。
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