数年前に種から育てた我が家の庭の芝生の現状を紹介しながら、ずぼらな私でもできる簡単な芝生の維持管理方法について紹介していきます。
種から育てた方法についてはこちら↓
我が家の庭の現状
種から育てた我が家の芝生の現状がこちらです。
遠くから見る分には全く問題ないのですが、近くで見ると、雑草が混じっていたり、部分的に枯れていたりする箇所が散見され、ゴルフ場やプロの庭師が施工した芝生と比べると、やはりそのクオリティは低いといえます。
が、しかし、緑の絨毯としては十分に機能しているのではないでしょうか?
芝生の管理は大変とよく聞きますが、それは綺麗な芝生を保つための管理であって、プロの庭師が管理するような美しい芝生を維持することはとても大変なことと思います。
しかし、この写真くらいの芝生のクオリティーを保つだけなら、その維持管理方法はいたって簡単です。
芝生の手抜き維持管理方法
きれいに管理しようと思うととても大変な芝生ですが、ぼちぼちきれいな状態を保つ程度であれば、そこまで手間はかかりません。
貴重なプライベート時間を犠牲にせず、最低限の管理でそこそこ綺麗に見せるため、私が行なっている管理方法は以下の通りです。
- 芝刈りは2週間に一回程度
- 雨の直前に気が向いたら肥料を撒く
- 雑草は目立つやつだけ気が向いたら抜く。ただしクローバーは許さない。
- 1週間雨が降らなければ水やり
- 冬があけたらサッチング
たったこれだけです。
芝刈りは2週間に一回程度
芝刈りは本来もう少し頻度を上げてもいいと思いますが、私は面倒なので伸びてきたなーそろそろやるかーと思うのが大体2週間程度です。
もちろん季節によって芝生の成長スピードも異なるので、間隔が短くなったり長くなったりはしますが、大体2週間に一度やれば問題無いと思います。
ちなみに私が芝刈りに使用しているのは山善のこの芝刈り機です。
芝刈り機は3年ほど使ってますが、特に問題なく使えていますし、刃を研いだりする必要も今のところありません。
リーズナブルな割に使い心地も良いのでおすすめです。
また、芝刈り機ではどうしても端に刃が届かないため、残ったところはハサミで刈る必要があります。
この芝刈りはさみは安くて使いやすいのでおすすめです。
雨の直前に気が向いたら肥料を撒く
肥料はなくても一応芝生は育ちますが、定期的に肥料をあげると、芝生の状態は目に見えて良くなります。
1〜2ヶ月に一回程度、私は気が向いたときに肥料を撒くようにしています。
肥料を撒いた後はたっぷり散水しないと、肥料に直接触れている芝生の葉が肥料焼けを起こしてしまうため、私は雨が降る直前、または降り始めに肥料をまくようにしています。
雑草は目立つやつだけ気が向いたら抜く。ただしクローバーは許さない。
芝生を管理していて面倒な作業の一つに雑草の処理があります。
密に芝生が生えていると雑草は生えにくくはなりますが、それでも生えてくる雑草はあります。
芝生が生えている中から雑草だけを抜くのは結構大変です。
ですので、私は草刈り後に気になったところだけ抜くようにしています。
ただし、クローバーについては見つけたら確実に抜くようにしましょう。
少し気を抜くとすぐこのように広がっていきます。
こうなると、芝生用の除草剤を使用した方が良いです。
私も今年初めて芝生用除草剤のシバキープを使用しましたが、効果抜群でした。
芝が枯れるのが怖かったため、少し散布した後、2週間様子を見た結果がこちらです。
画像ではわかりにくいですが、芝は枯れずにクローバーのみが枯れていきました。
この後、枯れたクローバーを抜いて様子をみましたが、新たに生えてはきませんでした。
もしクローバーのような雑草が広がってしまったら、また、雑草が生えてくるのが許せないのであれば除草剤に頼るのも良いと思います。
1週間雨が降らなければ水やり
芝生といえば毎日水やりしなくてはならないイメージがありますが、個人的な見解ですが、それは施工した1年目の話です。
2年目以降、芝生がしっかりと根付いた場合は、自然に降る雨だけでも維持可能だったりします。
ただし、夏場1週間雨が降らずに高気温が続いた場合などは芝生も弱ってしまうため、最近雨降ってないなー、芝生なんか元気ないかも、と思い始めたら水をたっぷりあげると良いです。
もし、もっと水やりしたい、綺麗に管理したい、という方は、毎日水やりしてあげてももちろん良いですが、それを手間に感じる方は、私と同じような水やりの頻度でも、十分維持管理可能です。
冬が明けたらサッチング
冬を越した後の芝生は、枯れた芝生や昨年の落ち葉などが堆積している状態になります。
これらは取り除いてあげないと毎年堆積してしまい、芝生の成長に悪影響を及ぼしてしまうため、冬を越したら一度、サッチングという作業で掻き出してやる必要があります。
このサッチングも、もっと頻度を上げるべきと説明している方もいますが、最低限、冬を越した後の年一回でも維持管理可能だと思います。
サッチングにはレーキという道具が必要となり、私は伸縮式の以下のようなレーキを使用していますが、どのようなものでも正直構いません。
そのほか、芝生を管理するのに推奨されていることはエアレーションなど多々ありますが、私の庭の芝生のような見た目でとりあえず十分って方は、紹介した最低限の手抜き管理だけでも十分維持することは可能ですので、楽に管理したい方はこれらの他は特にやる必要はないと思います。
今までに発生した問題とその対処法
芝生を数年管理していて発生した問題ですが、小さな問題としては
- 雑草が生えてくる
- きのこが生えてくる
- 部分的に成長か遅い
などが挙げられます。
いずれも手抜き管理を続けていると、その発生を防ぐことは難しいかもしれませんが、発生しても、そのうち自然に消滅、解決していきますので大きな問題にはなりません。
ただ、一点だけ焦った問題があります。
それは雪解け時に写真のように円形に芝生が枯れてしまうという現象です。
芝生の病気が原因らしく、雪が降る前に殺菌剤を撒いておくと予防できるようです。
私は冬が明けてこの状態になってからは、とりあえず枯れた部分を念入りにサッチングして様子を見ました。
すると2ヶ月ほどで元通りに回復したので、とりあえずホッとしましたが、円形に枯れている間は ミステリーサークルのようで最初びっくりし、その後回復するまで景観が悪くて悩んだ記憶があります。
毎年なるわけではないですが、雪が多かったりすると雪解け水がいつまでも残って水捌けが悪くなり、病気になってしまうリスクが増えるのかもしれません。
一応、雪解け時期は、芝生上にいつまでも雪が残らないよう、雪はねをしてあげた方がいいと思いますし、どうしても予防したいのであれば、やはり殺菌剤を予防散布しておいたほうがいいかもしれません。
まとめ
芝生の管理は難しい、大変だからやめておきなー と、よく聞きますが、それは半分正解で、半分間違いです。
とても綺麗な状態の芝生を維持管理するには手間と時間とお金がかかりますが、それなりの芝生を維持するには、さほど手間も時間もお金もかかりません。
種から育てればかなり安く施工することも可能ですし、庭がある方には芝生はむしろとてもおすすめです。
完璧主義者でなければ、ある程度手抜き管理でも問題ないので、前情報で芝生を諦めていた方は、今一度気楽に考えて庭を芝生化してみるのもありだと思います。
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