全長約10mのウッドフェンスをDIYで安く設置!目標予算5万円!単管パイプとブロックで基礎・支柱も簡単に自作!

DIY

今まで芝生やウッドデッキ、サイクルポート、花壇を作ってきましたが、今回は一番欲しかったウッドフェンスを作ってみました。

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ウッドフェンスのメリットと自作した理由

ウッドフェンスを設置することで

  • プライバシーを確保することができる
  • 家がおしゃれに見える

という大きなメリット2点を得ることができます。

実際、私も庭先でバーベキューをするのですが、やはり通行人の目がどうしても気になるときがあり、プライバシーを確保した状態の庭でゆっくりとくつろぐためには目隠しが必要だと改めて感じていました。

また、ウッドフェンスがあれば、外から見た家の外観もカフェのようなおしゃれ空間に見えるだろうなあと思い、ウッドフェンスの設置をとても強く望むようになりました。

…が、このウッドフェンス、設置するとなるとまず問題になってくるのは費用の問題です。

プライバシー確保の観点から私の場合高さ1.7m以上、長さ10mのフェンスが欲しいのですが、この大きさのウッドフェンスの見積を出すと、おそらく30万以上はします。

必要なものとはいえ、家のローンも大量に残ってる身としては、30万以上の大金はなかなか出すのに気が引けます…

業者に頼んだ場合の経費の半分はおそらく人件費です。

つまり、自分で作ってしまえば少なくとも半額以下に抑えることができるため、色々と大変であろうとは思いつつ、自作してみることとしました。

ウッドフェンスの作り方

さて、ウッドフェンスを作るにあたり、私が重要視したことは

  • できる限り安く
  • 必要最低限の強度耐久性は確保!
  • それなりにお洒落な仕上がりに!

の、以上3点です。

これを踏まえてウッドフェンスを設計・作成していきました。

ウッドフェンスの設計図の作成

ウッドフェンスを自作するにあたり、まずは設計図を作成しました。

自分のイメージをまずは図にすることで、必要な材料とそれに伴う必要経費を概算で算出することができます。

今まではExcelで簡単な図を作成していたのですが、ゼットソーから無料で出している「もでりんクラウド」という簡単木工作図ツールを初めて使用して設計図を作成しました。

作成した設計図はこのような感じになります。

慣れるまで時間はかかりますが、とても使いやすい作図ツールでした。

これで自作するウッドフェンスの全体図のイメージをより詳細に詰めていきました。

ウッドフェンスの材料の選択と調達

設計図を作成し、必要な材料の目星が付いたら早速材料の調達です。

ウッドフェンスは主に「基礎」「支柱」「」で構成されます。

それぞれ色々な材料の選択をすることができますが、私は「基礎」にコンクリートブロックとセメント、「支柱」に単管パイプ、「板」に1×4材を使用することにしました。

まず基礎部についてですが、本当は以下のようなフェンス用の基礎ブロックを使用したいところですが、高価であるため、費用を抑えてホームセンターで安価に購入することができるコンクリートブロックを選択しました。セメントもホームセンターで安く売っているもので十分です。

支柱」は木製、アルミ製、鉄などいろいろな選択肢がありますが、予算に余裕があるのなら以下のようなアルミ支柱がデザイン性も耐久性も高いためおすすめです。

私は予算的に厳しかったため、2mの単管パイプを代用品として選択しました。

ネットでも買えますが、ホームセンターで購入したほうが圧倒的に安いと思います。

「板」については、手間を惜しまないのであれば安い板材を使用してもいいと思うのですが、やすり掛けが好きではないので、SPF1×4材を使用しました。

板の防腐塗料としては前はキシラデコールを使用していましたが、同等品で安価なナフタデコールという商品があることを知り、今回はこちらを使用しました。

最終的に買ったものの一覧はこちら

構成商品規格単価個数合計
基礎コンクリートブロック19×10×19cm20071400
ポルトランドセメント25kg50021000
支柱単管パイプ2m130079100
単管パイプキャップ407280
サドルバンド40φ5P20051000
油性塗料200012000
SPF 1×46F35072450
SPF 1×412F8003628800
ねじ(コースレッド)32mm100011000
ナフタデコールブラウン 4L500015000
合計52030

一度にこの量を購入するのは大変なので、必要に応じて数回に分けて購入しました。

合計50000円ちょっとと、費用的にはかなり抑えられたと思います。

ウッドフェンスの基礎と支柱づくり

材料も揃ったところで、作成スタートです。

まずはウッドフェンスの強度の肝となる基礎づくりです。

フェンスは大体の人の目線が隠れる1.7m程度にしようと考えていますので、最低でも40センチは単管パイプを埋めたいと考え、4〜50cmの穴を7箇所掘りました。

ここに単管パイプを埋めていきますが、単管パイプだけでは水平をとるときに安定しません。

そのため、ブロックに単管パイプを差し込んで、穴をセメントで固めて固定したものを用意しました。

写真はセメントを流し込む前に石を挟んで固定した状態のものです。

セメントを流してブロックに固定した単管パイプを穴の中に入れて水平を取ります。

すべての穴に同じように入れて高さも揃えたら、セメントを流し込んでさらに固定します。

ここまで入れて固めるとがっちりと固定されます。

この単管パイプにサドルバンドで6フィートの1×4材を取り付けて支柱を完成させます。

表から見るとこんな感じです。

これを必要個数やっていきます。

なかなか大変な作業でしたが、必要最低限の強度を確保するには、この基礎づくりは重要な工程です。

ウッドフェンスの板張り~完成へ

基礎支柱が完成したので、あとはフェンスの主役、板を張っていくだけです。

私の場合、フェンスの長さが約10mですので12フィートの1×4材を36枚使用しました。

写真はほんの一部ですが、これをすべて塗装していきます。

塗装に使用したのはナフタデコールのブラウンです。

実は、最初の数枚は前回の残りのキシラデコールのパリサンダを使用していましたが、足りなかったので、途中で代用品である安価なナフタデコールに代えたところ、色味の違いもほぼなく、使用感も変わりませんでした。

耐用年数などに違いがあるのかは不明ですが、使った感じはナフタデコールでも問題ないように個人的には感じました。

塗装が完了したら支柱に板を張り付けていきます。

この作業、楽しいんですが、結構大変です。

板の間隔は悩んだ末に3cmにしました。

強風時のフェンスへの風圧の影響を考えると、あまり狭くできなかったからです。

プライバシーをしっかりと確保したい方は1cmか2cmをお勧めします。

また、今回から私はマキタのインパクトドライバ M695DS を購入して使用しました。

今まで使用していたドリルドライバーが壊れてしまったからです。

正直、電動ドリルなんて安かろうが十分使えてるし問題ないやーって思ってたんですが、、

全然!違いました!!

このインパクトドライバーは1万円ちょっとで購入できますが、DIY初心者~中級者にほんとおすすめです。

私は今回使用してみて作業効率がぐっと上がりました。

ってことで、あとはひたすら張っていきます。

これで完成です!

完成!自作したウッドフェンスの使い心地は??

フェンス下に植栽をしたり、色々とやらなくてはならないことがありますが、あこがれのウッドフェンスがとりあえず完成しました。

おしゃれなカフェのよう・・・とは言えないかもしれませんが、5万円ちょっとで完成できたわりには良い仕上がりになったかなと思います。

さて、完成したウッドフェンスを設置して早1ヶ月ほど経ちましたが、、、

使用感は最高です!!

外から見てもおしゃれですし、中からみても植栽が際立って見えたりして、景観がとてもよくなりました。

バーベキューを庭でするときも、人の目があまり気にならなくなったのも大きいです。

少しの手間はかかりますが、5万円でこの幸せが手に入るのなら自作する価値が十分あります!

今後も素敵な庭づくりを目標にDIYを少しずつ進めていこうと思います。

素人仕事ですが、皆さんのDIYのちょっとした参考になれば幸いです。

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