ライトショアジギングの始め方④

ライトショアジギングの始め方

ライトショアジギングに必要なもの⑥ メタルジグ

やっとメタルジグの紹介ができます。

いやー長かったですね。

さて、ライトショアジギングの主役といっても過言ではないメタルジグですが、以下のような金属製のルアーとなります。

メタルジグの重量は軽いものは2g程度~重いものは200g程度などとても幅がありますが、ライトショアジギングで用いられるのは20~60g程度のものとなります

基本的にはロッドとリール、ラインに見合ったメタルジグを選択するため、一概には言えませんが、その中でもバランスが良く、メタルジグの種類も豊富なのが40gのメタルジグです。

そもそもメタルジグの重量ってなにに関係あるの??

メタルジグは基本的には重いものを使用した方が有利です。

なぜかというと重いメタルジグの使用には以下の利点があるからです。

  • 重いメタルジグは飛距離がでる
  • 重いメタルジグは底がとれる

飛距離ってそんなに変わるの??てか飛距離ってそんなに大事??

飛距離は結構変わります。といってもせいぜい20m程度ですが。

それでもその20mは釣果に大きく影響します

例えば、メタルジグを80mしか飛ばせない人と100m飛ばせる人とでは、メタルジグを通すことができる範囲に20m分の開きがありますが、その20mの範囲になぶら(魚が餌を追って水面をはねている様)が発生したり、魚の縄張りや回遊ルートがあったりした場合、80mしか飛ばせない人は魚を釣ることができる可能性が極端に低くなってしまうこととなってしまいます。

極端な言い分に思われるかもしれませんが、意外とこのような「あともう少し遠くに飛ばすことができれば・・・」と悔しい思いをするシチュエーションには遭遇します。

じゃーやっぱりメタルジグは重ければ重いほど遠くに飛ばせて有利なんだね!

・・・とはならないのです。

ロッドの選定ポイントにもあったように、ロッドには適正ルアー重量が設定されています。基本的には重いメタルジグを使えば使うほど飛距離がでるのですが、ロッドの許容範囲を超えた重量のメタルジグを使用してしまうと、ロッドに過重な負担をかけてしまい、最悪折れてしまうリスクがあります。

ロッドの適正ルアー重量は、適度にロッドをしならせ、最大限の飛距離を出すことができるルアーの重量範囲が記載されていますので、この重量を守ることが重要です。

ライトショアジギングの始め方①
ライトショアジギングとは ライトショアジギングとはショアジギングよりも軽いメタルジグ(20~60g)を岸(ショア)から遠投し、アクションをかけながらラインを巻き取る釣り方です。 メタルジグとは以下の写真のような疑似餌(ルアー)のことです。 ...

その点で、40gのメタルジグは基本的にライトショアジギングに向いているロッドのルアー適正重量が20~60g程度のものが多い中で、ちょうどルアー適正重量範囲内に入っている重量であり、ある程度どのロッドでも使いやすいものとなっているのです。

例えば私がメインロッドとして使用しているのがダイワのジグキャスター96mですが、この適正ルアー重量は10~60gとなっており、40gのメタルジグはちょうど軽すぎず、重すぎずのバランスの良い重量となっています。

なるほど。適正ルアー重量についてはわかった。

じゃあ「底がとれること」ってどんな利点があるの??

メタルジグの大きな利点の一つに海底から海面までの広い範囲にいる魚を、リトリーブ(リールでメタルジグを巻き取ること)の速度を変えることによって狙うことができる点がありますが、海流が早いと軽いメタルジグは流されてしまい、いつまでも海底につくことがなくなってしまいます。

この場合、結果として底の方にいる魚を釣ることができなくなるため、メタルジグの利点の一つをつぶしてしまうこととなります。

しかし、海流が速くてもある程度重量のあるメタルジグであれば、海流に負けずに海底までメタルジグを沈ませることができるため、この点が飛距離と同様に重量が重いメタルジグの強みになるのです。

この場合も40g以上のメタルジグであれば、大抵の場合底を取ることができます。(稀に底をとれないときもありますが、初心者はそのような荒れた海で釣りをすること自体をあまりお勧めしません。)

なるほど。わかりました。

じゃあ結局お勧めのメタルジグは??

私が個人的にお勧めするのは、ダイソーのジグロック(40g)です。

このジグロックは100円という驚異的な安さでありながら、針とスプリットリングもついており、そのままの状態で使用できるものとなっています。(若干針などは弱いですが)

メタルジグは商品によって飛距離の出しやすさや、泳ぎの良さ、塗装の強さなど様々なスペックのものがありますが、ダイソーのジグロックは塗装は弱いものの、飛距離は問題なく出せますし、泳ぎも悪くありません。

メタルジグは消耗品です。

ミスキャストや根がかりでいとも簡単になくなってしまいます。

通常、メタルジグを買おうとしたら600円程度します。

600円のメタルジグ+スプリットリング+スイベル(またはソリッドリング)そろって全部なくしてしまうと、正直精神的ダメージが大きいです。

しかし、100円のメタルジグならある程度諦めもつきます。

メタルジグを使用していて、根がかりが怖くて底をとれずにびくびくしながら釣りをしていてもあまり楽しくはありません。

純粋に魚がどこにいるのか、どこにメタルジグを通すかを考えながらアグレッシブに攻めてこそ釣りを十分に楽しむことができると私は考えていますので、メタルジグを失うことを必要以上に恐れずに済むメタルジグを使用することが初心者には特におすすめです。

ただし、私もダイソーのジグロックばかりを使用しているわけではありません。

ジグロックのラインナップは18g、24g、40gの3種類ですが、どうしても重いメタルジグが使用したい場合がでてきます。

そんな時私が使用しているのがメジャークラフトのジグパラ60gです。


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やはりなんだかんだ言ってもダイソーのメタルジグとは物が違います。

アシストフックもついていますし、なにより美しいです。

飛距離も泳ぎも文句なしですし、塗装も比較的強いです。

このジグパラシリーズはライトショアジギングにおいてとても人気のあるメタルジグです。

一つや二つくらいはコレクションとしてでも持っておいて損はない一品となっています。

また、後日お話ししますが、メタルジグはただ買うだけでなく、自分で改造する楽しみもある道具になります。

ちなみに私が改造したメタルジグは以下のようなものです。

元はすべてダイソーのメタルジグですが、ここまで改造すると愛着も湧いてきます。

工夫次第で楽しみ方も無限大にあるのがライトショアジギングです。

まずはダイソーの安価なメタルジグから始め、色々なメタルジグを試して楽しんでみてください。

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