ショアジギングのメインターゲットの一つには間違いなくブリが挙げられます。
今回は北海道でライトショアジギングでブリ(フクラギ)を釣る方法について説明していきます。
ブリ(フクラギ)とは
ブリは釣りをしない方でもよく知っている魚かと思います。
寿司ネタとしても幅広く知られ、その味は最高ですが、このブリ、実は釣り味もとても良いのです。
ブリは青物と呼ばれる回遊魚であり、遊泳力がとてもあります。
体長は最大で1メートルを超えるものもいるため、遊泳力があり、体長も大きいとなると、かかった時の引く力がとても強く、ファイト時は相当な興奮が伴います。
このように釣り味も良いブリですが、この魚は出世魚と呼ばれる魚であり、体の大きさに伴い呼ばれ方が変わっていき、最終的に90センチメートル程度以上まで大きくなった個体がブリと呼ばれています。
当然ブリと呼ばれるサイズの個体は釣るのが難しく、それをショアから狙うとなると、魚と十分戦えるレベルのタックルを揃えなくてはなりません。
そこで今回ターゲットとするのは、40センチメートル程度までのサイズであるフクラギと呼ばれる個体です。
ブリと呼ばれるサイズの個体と比べると半分以下のサイズではありますが、それでも十分楽しめる引きの強さはあります。
当然食べても美味しいので、ブリを狙うよりも手軽に釣りを楽しめるため、特に釣りの初心者〜中級者にはおすすめのターゲットとなります。
ブリ(フクラギ)が釣れる時期と場所
ブリが北海道のショアから釣れるのは7月から11月くらいまでの期間となります。
主に日本海側を回遊していますので、北海道で釣れる地域は西側に限られており、函館や寿都、岩内近辺で釣られることが多いです。
私はその中でも有名スポットである兜千畳敷でよく狙っていましたが、その年によって釣れる時期が結構変わります。
私の経験ではこの2、3年では9月、10月頃に釣れた記憶がありますが、年によって7月や8月などに釣れることもあり、一概にいつがいいとは言えません。
場所は比較的水深のある磯場がいいですが、タイミングが良ければ岩内港などの漁港にもはいってきたりします。
ライトショアジギングでブリ(フクラギ)を狙うには…
ライトショアジギングでブリ(フクラギ)を狙うなら、まずはタックルを揃えましょう。
ライトショアジギングについては、こちらの記事を参照してください↓
タックルを揃えたらいざ実釣です!
狙うは夜明けから2時間程度!
魚ら基本的に朝ご飯の時間である夜明けから2時間程度に釣れることが多く、ブリにも同じことがいえます。
昼に釣れないことはないですし、魚の晩ご飯時である夕方にまた釣れ始めることもありますが、経験上、夜明けからの2時間で釣れない日は粘ってもあまり釣れません。
それくらい夜明けから2時間程度は釣りにとってゴールデンタイムとなります。
まずは表層からジグを泳がしてみよう!
朝一は小魚を追って表層にナブラが立ったりすることが多いです。
ナブラとは大型の魚に追われた小魚の群れが水面でバチャバチャと跳ねる現象を言います。
このナブラを見たらすかさずメタルジグを投げ入れて表層を泳がせてください。
ナブラが見えたときは大チャンスです!
また、ナブラがない場合も、根がかりのリスクを回避ふるためにとりあえず表層から攻めるのも手です。
魚の活性が高ければ中層から表層にいることが多い印象がありますので、まずは表層及び中層を狙っていくのは理にかなっていると思います。
リフト&フォールを試してみよう
表層を狙っても食いついてこなければ、今度はメタルジグを底まで沈めて中層付近まで勢いよく竿をしゃくり上げながら巻き上げてまた沈めるという工程を繰り返してみてください。
これがリフト&フォールというアクションになります。
リフト&フォールではフォール中に食いついてくることが多いです。
活性が高い魚の目の前を通らせることができれば食いついてくるはずですので、いかに魚がいる深さにメタルジグを通すことができるかによって釣果がかわってきます。
さまざまなアクションとレンジ(深さ)を試すことがライトショアジギングでは重要です。
食いついたらファイトを楽しもう
無事魚が食いついたらロッドをたててファイトを楽しみましょう。
ここで注意したいのがドラグ設定です。
ドラグとは一定以上の力でラインが引っ張られたときに、ラインを送り出す機能のことですが、リールの上部についているダイヤルの締め加減で設定します。
このダイアルをギッチリしめているとラインが切れるまで持ち堪えようとしますが、少し緩めておくと、強い力で引っ張られた時に自動的にラインが出るようになります。
つまり、ドラグはロッドとラインにかかる負荷をコントロールするためのもの、と考えてください。
ファイト中、魚の引きに合わせてこのドラグを調整するのですが、初心者にはなかなか難しいと思います。
ドラグ設定自体がシビアにやろうとするとなかなか難しいので、簡易的に調整するときの目安としては、ギッチリ締めた状態から3回転程戻すくらいが良いでしょう。
この状態で魚がかかった時、ドラグが止まらない、ラインが負けない、というような状態であれば少しずつドラグを閉めるようなイメージでやってみてください。
40センチメートル程度のフクラギでも結構引きが強いので、あとは存分にファイトを楽しみましょう。
ただし、テトラポットや岩にラインが擦れるとすぐ切れてしまうので、ラインが障害物に干渉しないようなファイトを心がけてください。
最後はなるべくタモ網を使おう!
魚の取り込みは本当に重要です!
魚の姿が見えてから最後の最後で取り逃がしてしまうことは結構あります。
私も何度もやりましたが、声が思わず出てしまうほどショックは大きいです。
実際30cmくらいの魚であれば、そのまま引っこ抜いてもいいのですが、魚の口は切れやすい物も多いので、この抜きあげるときに口が切れて逃がしてしまうリスクがあります。
ですので、取り逃がしたくない魚はタモ網ですくって取り込むようにしましょう。
ブリ(フクラギ)釣りは面白い!ぜひやってみよう!
色々書いてきましたが、ブリ(フクラギ)釣りは本当に面白いです。
北海道で釣れる魚の中では釣りの面白さは群を抜いているかもしれません。
思っているほどハードルの髙い釣りでもありませんので、ぜひやってみてください。
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